MEMBERS 社員インタビュー
Y.S
企画部プランナー
2017年入社
プランナー歴はわずかに3年
今は新規開発に携わっています
――1番好きなゲームについて語ってください
いきなりそこ来るんですね(笑)『ファイナルファンタジーXI』は結構やりました。MMORPGを初めてプレイしたというのもありますけど、ゲームを通して向こう側に人がいて、オークションがあって、プレイヤーに相場が操作されていて、ゲームの中の経済を作っている。敵を剣で斬ったり、魔法で倒したり以外に、こういう遊びの形もあるのかと衝撃を受けました。
――なんだかリードプランナーらしい視点ですね
でも僕は最初からプランナーをやってたわけじゃないんです。業界に入ったときはカスタマーサポートをしていて、プランナーと言える仕事をしたのは3年前くらい。クレイテックワークスで初めてやらせてもらったと言ってもいいんじゃないですかね。そこからもう必死で学んで……今は新規制作のプランナーリーダーをやらせてもらってます。この業界に入る前にはプロのギタリストでしたしね(笑)
――それは目まぐるしく環境が変化しましたね
一番大きく変化したのは、守る側から攻める側に変わったこと。カスタマサポートはすべての人に対して公平が求められる。リスクを排除していくのが第一でした。プランナーって攻めから始まるんですよ。守りが先に立ってしまうと面白いものが出てこない。そこの切り替えが苦労しましたけど、いろいろ工夫して対応しました。例えば「やりたい」「やりたくない」「やるべき」「やらざるべき」の4つの軸を設けて、自分の案はどこに位置するのかマトリクスで考えたり。いまだにもっともっと攻めの姿勢を上手くコントロールしないとな……と苦労しています。
覚悟さえ持てば支えてくれる先輩はいる
迷ってるならまず飛び込んでみたらいい
――プランナーが楽しいなと思うのはどんなとき?
これまでは運用をしていたので、新規開発を初めて経験しているんですが、プランナーの妄想をデザイナーさんやエンジニアさんが本当に形にしてくれるというのは感動を覚えますね。自分がギタリストをしていたとき作曲もしました。自分の中にあるものをベースにミニマムな人数で純度高く創作するという行為ではあるんですが、ゲームの場合は、各分野の専門スキルを持ったメンバーが多く関わります。規模としては作曲に比べてより大きなクリエイティブとなるので、自分の世界の外側の要素がよりたくさん入って自分の想像を超えた形になっていくのはとても面白いですね。
――過去様々な経験の中で一番刺激を受けたのは?
音楽活動をしていたときに、ファンで重い病気の手術をしなきゃいけない方がいて、とても怖かったそうなんですが自分たちの音楽を聴いて乗り越えた……という手紙をもらったんです。すべてのエンタメがそうだと思うんですが、直接人を助けることはできないです。でもエンタメに触れることで楽しくなったり明るくなったり、涙を流してすっきりしてもらったり、そういう助けにはなれるんですよね。そうした形で、僕が作るものも誰かにとって良いものであればいいなと思います。
――最後に、これから入社を考えてる方に一言
もし「プランナーやれるかな」とか、「ゲーム作るの向いてるかな」とか迷ってるんだったら飛び込んで考えてみたらとは思います。僕みたいにスキルが浅かったような人間でも受け入れてくれる土壌はある会社なので。ただその場合は相当の覚悟を持ってやらないといけない。特に最初の頃は、勉強と業務でかなりの負荷はかかるとは思います。社内には気さくで人当りのいい人が多いですし、本当に嫌な奴ってのがいない(笑)ベテランが多くて、コミュニケーションもちゃんと取ってくれる。覚悟さえ持てば支えてくれる先輩はたくさんいる会社です。